スーパーシングルマシン製作記
最近メーカーから出るバイクで乗りたいと思うバイクが無くなってきた。
確かに乗ってみると面白いバイクは多いのだが購入には至らなかった。
自分の思い描くバイクを作ってみようと思った。」
そんな思いを持ったお客様が自分の思いを形にするために当社に作業を
依頼していただきました。
 この車両のエンジンを使います フレーム関係はこの車両を使います
今回依頼された車両はVFR(NC30)とXR650エンジンの組み合わせです。VFRのフレームは剛性が高く、17インチホイール(リア)も組
み合わせることが可能なのでエンジンが軽くなった分素晴らしいワインディングマシンになると思います.。以前当社ではFZR250Rのアル
ミフレームにSRX600のエンジンを搭載した車両を製作しました。その車両も素晴らしくよく曲がってくれて(表現がちょっとおかしいかな?)
楽しいオートバイでした、高速コーナーはちょっと非力かもしれませんがタイトなワインディングとても楽しい乗り物だと思います。
VFRフレームは結構幅が細いため単気筒には最適だと思います。
車体を裸にしてエンジンとフレームの隙間が多いと非常にカッコ
悪いのでVFRはちょうどいいサイズだと思います。しかしXRエン
ジンを乗せるのは結構大変で重心等を考慮して最適な位置にエン
ジンを乗せるためにはスイングアームをまたぐように改造しなけ
ればならないため大幅な改造が必要でした、この辺をしっかりや
らないとハンドリング等に影響するのでがんばって加工しました。
まだ細かい仕事や、構造変更申請等がいっぱい残っていますが
かっこいい車両になると思います。
XRの外装製作になりました。シートカウルは台湾製のタイガーパフォーマンスで販売されているカウルを使用し、アッパーカウルはJha製を
使用します。ライトはオーナー希望により丸形一眼仕様にすることになりました。
ここからは外観作業になるためこの作業一つでかっこよくもなり、悪くもなるので慎重に作業を進めたいと思います。
まず、カウルを適当なダミーステーを製作してクリアランスを
見ながら暫定的に取り付けます。
専用ではないので各部改造が必要になってきます。スタンドの
逃げ、ライトの加工が必要になってきます、また全体のバランス
やフェンダーとアッパーカウルとのクリアランスも重要でこの辺
をうまくバランスを取らないとカッコよくできないと思うので慎
重に検討したいと思います。フォークストロークハンドル角度、
メーターの逃げあらゆる制約があるのでダメなところはFRPで新
規に製作するようになります。
やはりスタンドは全くつかない左図のようにその
部分を作ります、ライトもただ穴を開けるだけで
は芸がないので下図のように縁をつけました。ハ
ンドル位置が合わないためカウルサイドも加工し
てバランスよくまとまりそうです。後はウレタン
を成型してグラス繊維を貼ってパテで仕上げれば
完成です。とても大変ですが形になって来るので楽
しい作業かもしれません。みなさんの一度チャレ
ンジすると良いかもしれません。但し、なれない
とかなりかゆいので注意して下さい。
メーターはスタックを採用、ケースは
当社オリジナルメーターカバーです。
車体関係作業はすべて終了!このホワイトボディーにマスキングして塗装になります。
塗装ブースでペイント中カウルです
オーナーの思いが形になりました。車検も取得してこれからオーナー自身に
よるセッティングが始まります。楽しい時を過ごしていただきたいと思います。
細部の画像はカスタムページにも掲載しますので見て下さい。
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